生物科学学会連合(略称、生科連)は、生物科学、生命科学関係の学会が協力して、関連分野の諸問題について討議し解決を図るとともに、社会や行政への発信や提言を行って、生物科学分野の発展と持続可能で安心な社会の構築に寄与することを目的としています。令和5年2月現在、34団体が加盟しており、総数で8万人ほどの研究者が所属しています。多くの学協会が結集して情報を共有して一緒に知恵を絞ることによって、単独の学会では解決困難な課題を進めることができ、さらには社会や行政に対しての発言力が高まります。昨今、私たち研究者を取り巻く環境は諸問題であふれており、その中でも特に、地球環境・生物多様性の問題(SDGsとの関係)、研究者環境の問題(若手研究者キャリアパス、研究費など)、学問・教育システムの問題(生物教育、入試問題など)を中心に議論をして、必要に応じて他の学会連合や日本学術会議とも連携し、建設的な発信・提言ができるように活動をしています。加盟団体のみならず皆様からご意見をお寄せいただければ検討をしてお諮りし、必要に応じて発信するようにいたします。何卒よろしくお願い申し上げます。