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代表挨拶

生物科学学会連合代表 東原和成

生物科学学会連合(略称、生科連)は、生物科学、生命科学関係の学会が協力して、関連分野の諸問題について討議し解決を図るとともに、社会や行政への発信や提言を行って、生物科学分野の発展と持続可能で安心な社会の構築に寄与することを目的としています。令和5年2月現在、34団体が加盟しており、総数で8万人ほどの研究者が所属しています。多くの学協会が結集して情報を共有して一緒に知恵を絞ることによって、単独の学会では解決困難な課題を進めることができ、さらには社会や行政に対しての発言力が高まります。昨今、私たち研究者を取り巻く環境は諸問題であふれており、その中でも特に、地球環境・生物多様性の問題(SDGsとの関係)、研究者環境の問題(若手研究者キャリアパス、研究費など)、学問・教育システムの問題(生物教育、入試問題など)を中心に議論をして、必要に応じて他の学会連合や日本学術会議とも連携し、建設的な発信・提言ができるように活動をしています。加盟団体のみならず皆様からご意見をお寄せいただければ検討をしてお諮りし、必要に応じて発信するようにいたします。何卒よろしくお願い申し上げます。

生物科学学会連合 代表
東原 和成(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 生物化学研究室・教授)

Members
運営委員会メンバー

 令和5年度運営委員会メンバーは、第27回定例会議にて選出後、更新いたします。

生物科学学会連合 歴代代表、
副代表、運営委員一覧

平成17-18年度

代表 大森 正之
副代表 浅島  誠

平成19-20年度

代表 浅島  誠
副代表 宮島  篤

平成21-22年度

代表 宮島  篤
副代表 入江 賢児

平成23-24年度

代表 浅島  誠
副代表 福田 裕穂
副代表 長濱 嘉孝
運営委員 宮島  篤
運営委員 入江 賢児

平成25-26年度

代表 浅島  誠
副代表 福田 裕穂
副代表 長濱 嘉孝
運営委員 宮島  篤
運営委員 入江 賢児

平成27-28年度

代表 中野 明彦
副代表 浅島  誠
副代表 宮島  篤
運営委員 入江 賢児
運営委員 石野 史敏

平成29-30年度

代表 中野 明彦
副代表 入江 賢児
副代表 小林 武彦
運営委員 宮島  篤
運営委員 石野 史敏

平成31-令和2年度

代表 小林 武彦
副代表 井関 祥子
副代表 松永 幸大
運営委員 片山  豪
運営委員 中野 明彦

令和3-4年度

代表 小林 武彦
副代表 井関 祥子
副代表 松永 幸大
運営委員 片山  豪
運営委員 中野 明彦
運営委員 後藤由季子

※代表制導入後以降

Policy
活動方針

生物科学学会連合は、生物科学関連の学協会が連携して、生物科学の健全な発展を目指し1999年に設立されました。現在次の3つの委員会を中心に活動しています。

  • 生物科学の研究者の置かれている教育・研究環境の改善を目指す「研究費・人材育成委員会」
  • 高校生の生物離れ、および生物教育内容・入試・用語の問題を検討する「生物教育・大学入試問題検討委員会」
  • 地球環境の悪化に伴う生物多様性減少の問題に取り組む「地球生物プロジェクト委員会」

またこれらの委員会の活動以外にも、生物科学および生命科学に関する様々な教育・研究活動を支援しております。

研究費・人材育成委員会

活動方針

研究費・人材育成の問題点は多岐に渡り、研究者コミュニティーからの発信の必要性があるため、意見書を作成して関係省庁へ提出することを目標とする。生物学研究分野固有の特徴に対応するきめ細かいグランティング制度や人材育成制度の確立を目標とし、アンケート調査を行い、分析、検討を行う。

委員長

井関祥子

幹事団体

  • 日本味と匂学会
  • 日本細胞生物学会
  • 日本実験動物学会
  • 日本植物生理学会
  • 日本神経科学学会
  • 日本人類学会
  • 日本生化学会
  • 日本比較内分泌学会
  • 日本分子生物学会
  • 日本薬理学会

生物教育・大学入試問題検討委員会

活動方針

生物履修者や受験科目選択者の減少という現状は、生物学への理解が十分でないことが一因になっていると考えられるため、高校生物の履修者や大学入試の生物選択者の増加を目的にし、高校生物教育において教材や情報の提供といった内容充実への支援、中高生が生物学の魅力に触れる機会を設けるなど、生物科学に関する興味・関心・能力ある人材の育成などについて検討を重ねていく。また、高等学校の生物教育で扱われる用語の多さが、学習上の障害になっているばかりでなく、大学入学試験等にも深刻な影響を与えている可能性が高い。こうした観点から大学入試の用語の使われ方に関する調査・分析を行う。また、高等学校の教育課程が変わるのに伴って、学術会議から示された重要用語集のアップデート版を作成する予定である。

委員長

片山 豪

幹事団体

  • 日本遺伝学会
  • 日本宇宙生物科学会
  • 日本植物学会
  • 日本植物形態学会
  • 日本神経化学会
  • 日本生理学会
  • 日本組織細胞化学会
  • 日本蛋白質科学会
  • 日本免疫学会

地球生物プロジェクト委員会

活動方針

昨今の生物科学分野は、その細分化により大局に立ったメッセージを出しにくいのが問題である。生きものの共生体としての地球を守るマインドを育てる活動を行うとともに、人類の責務や生物多様性維持の意義といった観点から積極的に情報を発信する。2019年より「高校生 生きものの“つぶやき”フォトコンテスト」を実施。また2022年12月には生科連シンポジウム「第3回生物の多様性が人類に必須である理由」を開催予定。

委員長

小林武彦

幹事団体

  • 個体群生態学会
  • 染色体学会
  • 日本解剖学会
  • 日本時間生物学会
  • 日本進化学会
  • 日本生態学会
  • 日本生物物理学会
  • 日本動物学会
  • 日本農芸化学会
  • 日本バイオインフォマティクス学会
  • 日本発生生物学会
  • 日本比較生理生化学会
  • 日本微生物生態学会
  • 日本分類学会連合

Essey
リレーエッセイ

Members
加盟団体

特定非営利活動法人

個体群生態学会

会長:宮下 直
1961年設立
会員数:262名
〒 603-8148
京都市北区小山西花池町1-8
(株)土倉事務所内 個体群生態学会事務局
Tel:075-451-4844
Fax:075-441-0436
E-mail:bwa36248@nifty.ne.jp
URL:http://www.population-ecology.jp/

本学会は、個体群生態学の普及・発展を目的に1961年に設立されました。生態学の特定分野に焦点を当てた学会は世界的にもユニークで、学会の名称に「日本」が含まれていないことにもその特徴が表れています。現在では、生物多様性の進化や集団生物学にかかわる基礎的・応用的分野の研究が展開されています。年次大会開催のほか、英文誌*Population Ecology*(年4回発行)は日本の生態学分野の英文誌としてもっとも歴史が長く、高い評価を得てきました。

一般財団法人

染色体学会

理事長:田辺 秀之
1949年設立
会員数:119名
〒 271-8510
千葉県松戸市松戸648
千葉大学大学院園芸学研究院植物生命科学講座
遺伝育種学研究室内
Tel:047-308-8839
Fax:047-308-8720(園芸学部事務室)
E-mail:skikuchi@faculty.chiba-u.jp
URL:https://chromosome.sakura.ne.jp

染色体に関する学理およびその応用研究の進展と知識の普及を図ることを目的に、年一回学術集会、市民公開講座を全国各地又はオンラインで開催し、学会英文誌Chromosome Scienceを年1巻発行している。優れた業績を挙げた研究者に対する学会賞や論文賞、若手を対象とした年会におけるベストプレゼンテーション賞などの顕彰事業も行っている。また、アジアおよび大洋州における染色体研究フォーラムとして国際会議APCCを共同運営し、積極的に国際化を推進している。

日本味と匂学会

会長:吉原 良浩
1991年設立
会員数:630名
〒 351-0198
埼玉県和光市広沢2-1
理化学研究所 脳神経科学研究センター内
Tel:048-462-1111 内線7377
Fax:048-467-2306
E-mail:jasts@ml.riken.jp
URL:http://jasts.com

本学会は、1967年に発足した「日本味と匂のシンポジウム」を前身として、味覚と嗅覚に関する科学の広範な研究の進展を目的として1991年に設立されました。学術大会・セミナーシリーズの開催・学会誌の刊行により会員の交流を促進し、顕彰事業・若手の会の開催などにより若手研究者の育成にも積極的に取り組んでいます。また、米国・欧州の関連学会との交流、アジア地区連携シンポジウムの開催などにより、国際化の促進を図っています。

公益財団法人遺伝学普及会

日本遺伝学会

会長:岩崎 博史
1920年設立
会員数:735名
〒 411-8540
静岡県三島市谷田1111
国立遺伝学研究所内
Tel/Fax:055-981-6736
E-mail:japgenet@nig.ac.jp
URL:https://gsj3.org

毎年、大会(9月)、分科会(3月@遺伝研)、市民公開講座、談話会を開催。DOAJに登録されたオープンアクセス国際誌「Genes & Genetic Systems(年6回)」発行。学会賞(木原賞)、奨励賞、GGS prize、ベストペーパー賞、学生発表賞(修士学生対象)を設け、優れた研究を表彰。退職した研究者の活躍の場「シニア科学アカデミー」設立。分子から集団遺伝学、進化、エピジェネティクス、バイオインフォマティクスまで幅広い研究分野をカバー。

一般社団法人

日本宇宙生物科学会

理事長:二川 健
1987年設立
会員数:211名
〒 162-0808
東京都新宿区天神町78
Tel:03-3235-2062
Fax:03-3268-3023
E-mail:jsbss-office@spacebio.sakura.ne.jp
URL:http://www.jsbss.jp/

本会は、宇宙環境を利用して宇宙的な視野で生命現象を理解し、生物科学を宇宙に普遍的な科学へと発展させることを目的として設立されました。学術集会、公開講演会の開催、学会誌Biological Sciences in Spaceの発行、優れた研究の顕彰などを通して、宇宙生物科学研究の振興と発展、研究者の交流や協力の促進、研究成果の発信と普及を図っています。また、国内外の関係団体と連携して、人類の長期宇宙居住をめざした活動も進めています。

一般社団法人

日本解剖学会

理事長:渡辺 雅彦
1887年設立
会員数:2,176名
〒 170-0003
東京都豊島区駒込1-43-9
駒込TSビル 一般財団法人 口腔保健協会内
Tel:03-3947-8891
Fax:03-3947-8341
E-mail:gakkai24@kokuhoken.or.jp
URL:http://www.anatomy.or.jp/

本会は明治26年(1893年)に創設された長い歴史を持つ学会であり、肉眼解剖学から分子構造の解明まで、様々なレベルの構造のかたちを観察・解明することを通じて、ヒトをはじめとする生物の生理機能を理解することを目指しています。毎年3月の総会・全国学術集会のほか、支部学術集会の開催、英文学術誌Anatomical Science Internationalの刊行、解剖組織技術者の認定などを行っています。

一般社団法人

日本細胞生物学会

会長:井垣 達吏
1950年設立
会員数:1,087名
〒 602-8048
京都市上京区下立売通小川東入
Tel:075-415-3661
Fax:075-415-3662
E-mail:jscb@nacos.com
URL:http://www.jscb.gr.jp/

日本細胞生物学会は、生命の最小単位である細胞の構造や機能を理解し、細胞生物学を進歩発展させることで我が国の生命科学研究・教育に寄与することを目的として1950年に設立されました。年1回の学術集会の開催、国際誌Cell Structure and Functionの刊行、会報「細胞生物」の発行、国際細胞生物学連合やアジア太平洋細胞生物学連合の活動への協力などを行っています。また、若手研究者の顕彰や細胞生物若手の会の活動支援など、細胞生物学の将来を担う若手研究者の育成にも力を入れています。

日本時間生物学会

理事長:深田 吉孝
1995年設立
会員数:551名
〒 467-8603
名古屋市瑞穂区田辺通3-1
名古屋市立大学大学院薬学研究科神経薬理学分野
粂 和彦(事務局長)

約一日を周期とする様々な体内時計を中心に、多くの生物リズムに関する基礎科学から臨床・社会医学に至る時間生物学の広い領域から研究者が結集している学会である。学術集会を年1回開催するほか、学会誌「時間生物学」を年2回発刊している。また、米国生物リズム研究会や欧州生物リズム学会と協力し、国際学術集会や若手向けの教育コース「時間生物学サマースクール」を定期的に開催している。さらにアジア時間生物学フォーラムやアジア睡眠学会と国際学術会議を共同開催している。

公益社団法人

日本実験動物学会

理事長:三好 一郎
1951年設設立
会員数:985名
〒 113-0033
東京都文京区本郷6-26-12
東京RSビル3F
Tel:03-3814-8276
Fax:03-3814-3990
E-mail:office@jalas.jp
URL:https://www.jalas.jp/

実験動物は基本的な生命現象の解明や医薬品・医療技術の開発に広く貢献しており、その研究のために実施される動物実験は必要不可欠な手段です。日本実験動物学会は、マウスから霊長類まで多様な実験動物に関する基礎及び応用研究、動物実験に関する技術開発等に携わる研究者、技術者を主な会員とし、年1回の定期学術集会、学術シンポジウムや動物実験の適正化に関するセミナー等の開催、学会誌Experimental Animalsの刊行を行っています。

公益社団法人

日本植物学会

会長:寺島 一郎
1887年設立
会員数:約1,800名
〒 113-0033
東京都文京区本郷2-27-2
エポック本郷2階
Tel:03-3814-5675
Fax:03-3814-5352
URL:http://bsj.or.jp/

植物学に関する研究の進展と知識の普及を図り、それによって学術全般の発展に寄与することを目的に設立された学術団体です。⑴学術集会、講演会、講習会等の開催、⑵国際学術雑誌「Journal of Plant Research」、その他出版物の発行、⑶調査及び研究、⑷学会賞を制定し、植物科学の進歩に貢献した者、もしくは将来の貢献が期待される者の表彰ならびに研究の奨励、⑸国内外の関係学術団体との連絡及び協力を行っています。

日本植物形態学会

会長:野崎 久義
1988年設立
会員数:257名
〒 950-2181
新潟市西区五十嵐ニの町8050
新潟大学理学部(自然環境)内

日本植物形態学会は、植物の形態・構造、そしてその機能に関連した分野の研究者が、新しい技術や理論、そして研究の発展方向などを積極的に議論し、実質的な相互の交流の場を持とうという趣旨のもと1988年1月に設立された学術研究団体です。
総会・大会を年1回開催しているほか、学会誌Plant Morphologyを年1回、刊行しています。また、植物形態学分野で優れた業績を挙げた研究者/研究の顕彰も行っています。

一般社団法人

日本植物生理学会

会長:河内 孝之
1959年設立
会員数:1,963名
〒 602-8048
京都市上京区下立売小川東入
西大路町146番地
Tel:075-415-3661
Fax:075-415-3662
URL:https://www.jspp.org/

本学会は、植物生理学分野の発展に寄与することを目的として1959年に設立され、植物と微生物を対象とした関連分野の研究者も参加する“植物の機能に関する科学”の総合学会として発展してきました。本学会の学会誌Plant & Cell Physiologyは、海外からの投稿が半数以上を占めており、植物分野でトップ10%にランクされる国際誌となっています。また学会ウェブサイトの一般向け「みんなのひろば」は年間アクセスが300万件を超え、植物科学研究と一般の方々を繋ぐ窓口として大きく貢献しています。

一般社団法人

日本進化学会

会長:颯田 葉子
1999年設立
会員数:約1,200名
〒 102-0072
東京都千代田区飯田橋3-11-15 6階
株式会社クバプロ内
Tel:03-3238-1689
Fax:03-3238-1837
E-mail:shinka@kuba.jp
URL:http://sesj.kenkyuukai.jp

日本進化学会は、進化に関する広範な研究および教育を推進し、我が国におけるこの分野の発展に寄与することを目的に設立されました。年1回の学術集会では、研究発表、優秀発表の表彰、初心者向け教育プログラム、高校生発表会、市民向け講演会を行っています。日本進化学会賞、研究奨励賞、教育啓発賞により研究の奨励と一般への研究成果の発信を行っています。日本進化学会ニュースを年3回発行し、会員間での情報の共有を行っています。国内外の関係団体と国際学会などとの共催を通して進化学の国際化に寄与しています。

日本神経化学会

理事長:岡野 栄之
1958年設立
会員数:1,170名
〒 160-0016
新宿区信濃町35信濃町煉瓦館
(一財)国際医学情報センター内
Tel:03-5361-7107
Fax:03-5361-7091
E-mail:jsn@imic.or.jp
URL:http://www.neurochemistry.jp/

日本神経化学会は「神経化学」を標榜する世界の学会の中で最も長い歴史と最大級の会員数を有します。脳とこころの病気の原因や発症の仕組みを分子実体として明らかにし、さらにそこからサイエンスの新しい地平線を切り開くことが主たる使命です。年次大会では神経生物学、神経薬理学、神経生化学、精神医学、神経内科学を中心とした基礎研究者と臨床医学者が集い、熱い討論を繰り広げています。次世代の人材を輩出する場として「神経化学の若手研究者育成セミナー」の運営を行っています。社会とともに歩む学会として日々の活動紹介に努めています。

日本神経科学学会

会長:柚﨑 通介
1974年設立
会員数:5,900名
〒 113-0033
東京都文京区本郷7丁目2-2 本郷ビル9F
Tel:03-3813-0272
Fax:03-3813-0296
E-mail:office@jnss.org
URL:https://www.jnss.org

日本神経科学学会は、脳・神経系に関する基礎・臨床及び応用研究を推進し、その成果を社会に還元し、ひいては人類の福祉や文化の向上に貢献することを目指す学術団体です。国際的な学術集会を毎年開催し、英文学術誌Neuroscience Researchを発行して研究成果を世界に向けて発信しています。最新の研究成果とそこから得られる興奮と魅力を、第一線の研究者によって市民に伝える公開講座・脳科学の達人も開催し、脳科学辞典とともにインターネット上で公開しています。また、高校生を対象とした脳科学オリンピックの開催も推進し、社会へのアウトリーチ活動を進めています。

一般社団法人

日本人類学会

会長:中務 真人
1884年設立
会員数:600名
〒 102-0072
東京都千代田区飯田橋3-11-15 6階
Tel:03-3238-1689
Fax:03-3238-1837
E-mail:anthropology@kuba.jp
URL:http://anthropology.jp/

人類学は、自然人類学と文化人類学に大別されますが、前者は「生物としてのヒト」を総合的に研究する学問で、ヒトとは何かを科学的に偏りなく理解し、実証的で妥当性のある人間観を確立することを目標としています。日本人類学会はこのような研究に寄与する団体です。英文と和文の機関誌を発行するほか、年に1度の学術集会を開催しています。また、一般市民向けの講演会や小中高校生向けの講座を開催し、社会への情報の発信に努めています。

公益社団法人

日本生化学会

会長:一條 秀憲
1925年設立
会員数:7,600名
〒 113-0033
東京都文京区本郷5-25-16
石川ビル3階
Tel:03-3815-1913
Fax:03-3815-1934
E-mail:jbs-ho@.jbsoc.or.jp
URL:https://www.jbsoc.or.jp/

日本生化学会は90年以上の長い歴史を持つ組織です。生命現象を分子レベルで解明することを目指す生化学に関連する研究、教育、普及、行政活動を幅広く支援しています。各地域の会員で構成される8つの支部も、それぞれが活発な活動を行っています。国際生化学分子生物学連合IUBMBとアジア・オセアニア生化学分子生物学者連合FAOBMBの日本窓口も務めています。和文誌「生化学」を年6回、英文誌「Journal of Biochemistry」を年12回発行しています。

一般社団法人

日本生態学会

会長:宮下 直
1953年設立
会員数:3,921名
〒 603-8148
京都市北区小山西花池町1-8
Tel/Fax: 075-384-0250
E-mail:office@esj.ne.jp
URL:https://esj.ne.jp/esj/

日本生態学会は、生態学の進歩と普及を図ることを目的とし、生態学およびその関連分野に関わる研究を推進するため、研究者をはじめ関連する職業や学生の方々を会員として1953年に設立されました。近年は、自然保護や生態系管理に関する提言のほか、英文誌の充実、学会大会での英語発表の推進や学位取得者のキャリア支援などにも力を入れて活動を行っています。また、生物多様性や気候変動などの問題を通じて、当会と社会への関わりの幅をこれまで以上に広げています。

一般社団法人

日本生物教育学会

会長:真山 茂樹
1955年設立
会員数:約900名
〒 113-0033
東京都文京区本郷2-27-16
大学通信教育ビル5階
中西印刷株式会社東京営業部内
Tel:03-3816-0738
Fax:03-3816-0766
E-mail:sbsej@nacos.com
URL:http://sbsej.jp/

日本生物教育学会は、生物教育に関わる学術的研究および実践的研究の振興を目的として活動しています。会員の研究活動の交流の場として、会誌『生物教育』を刊行し、全国大会を例年1月に開催しています。教育課程委員会の大学入学共通テスト問題検討ワーキンググループでは試験問題を分析・検討し、改善を提言しています。国際交流委員会を通じてアジア生物学教育協議会(AABE)に参画しています。

一般社団法人

日本生物物理学会

会長:野地 博行
1960年設立
会員数:約2,700名
〒 602-8048
京都府京都市上京区下立売通小川東入
Tel:075-415-3661
Fax:075-415-3662
E-mail:bpsjp@biophys.jp
URL:http://www.biophys.jp/

本学会は、“物理的科学の方法と生物的科学の融合による生命現象の基本的理解”を目的として設立されました。この目的を達成するために、年1回学術集会を開催するとともに、学会誌“生物物理”およびOn-line journal “Biophysics and Physicobiology”を発行しています。また、若手研究者の育成のため、若手奨励賞、学生発表賞による顕彰、海外派遣の支援等を行っています。国際生物物理学連合、アジア生物物理学連合と協力し、生物物理学の振興にも貢献しています。

一般社団法人

日本生理学会

理事長:石川 義弘
1922年設立
会員数:2,511名
〒 160-0016
東京都新宿区信濃町
煉瓦館5階(一財)
国際医学情報センター内
Tel:03-5361-7277
Fax:03-5361-7091
E-mail:psj@imic.or.jp
URL:http://physiology.jp/

日本生理学会は生命現象の仕組みを分子から個体までのあらゆるレベルで明らかにする研究を進めている。この研究成果は、日本生理学会大会及び各地で開催される地方学術集会、J Physiol Sci(英文学術オープン・アクセス誌)、日本生理学会雑誌(和文学術雑誌)において発表されている。第1回日本生理学会大会(開催:東京大学医学部)から2022年7月10日で100年を迎え、2023年3月には京都において、「恒常性と持続可能性~生理学の次なる100年に向けて~」を全体テーマとした第100回記念大会を開催する。100周年記念事業委員会では、第100回大会と連動し、今後の100年に向けての進むべき歩みを考え、各種記念事業を企画している。

日本組織細胞化学会

理事長:菱川 善隆
1968年設立
会員数:615名
〒 113-0033
東京都文京区本郷2-27-16
大学通信教育ビル5階
中西印刷東京事務所
Tel:03-3816-0738
Fax:03-3816-0766
E-mail:jshc@nacos.com
URL:http://jshc.nacos.com

日本組織細胞化学会は、特定の分子の局在や発現状態について、形態学を基盤として定量的、定性的に解析し、更に細胞の生理的、病理的変動と相関する物質基盤、分子基盤を解明することを目指す研究者の集まりで、免疫組織化学、in situ hybridization、遺伝子工学、live cell imaging、GFPを代表とする光学遺伝子技法なども組み込んだ研究を活発に行うエキスパート集団として社会に貢献し続けています。

一般社団法人

日本蛋白質科学会

会長:中川 敦史
2001年設立
会員数:1,234名
〒 562-0015
大阪府箕面市稲4-1-2
一般財団法人蛋白質研究奨励会内
Tel:072-729-4125
Fax:072-729-4165
E-mail:E-mail:jimu@pssj.jp
URL:https://www.pssj.jp/

日本蛋白質科学会は2001年に設立され、広く蛋白質に関する科学の研究を推進し、わが国における学術の発展に寄与することを目的としています。年に1回の年会の開催、学術集会・講演会の開催、電子メールによるニュースレターの発行、蛋白質科学会アーカイブによるオンラインの情報発信、アジア環太平洋地域における蛋白質科学の国際連携などの活動を行っています。蛋白質科学の研究や教育に関わる次世代の人材育成にも力を入れています。

公益社団法人

日本動物学会

会長:稲葉 一男
1878年設立
会員数:2,124名
〒 113-0033
東京都文京区本郷7-2-2 本郷MTビル4階
Tel:03-3814-5461
Fax:03-3814-6216
E-mail:zsj-society@zoology.or.jp
URL:http://www.zoology.or.jp/

動物科学研究の発展と普及を目的とし、学術集会を年1回開催、全国7支部における支部会、一般向け講演会開催も活発に行っている。Zoological Science、また2015年よりOA誌Zoological Lettersを刊行。動物学会賞や女性研究者奨励OM賞など多彩な賞を有している。支部大会を含めた、大会における高校生ポスター発表は、すでに20年近い歴史を持っている。またZooDiversityWebを構築。本会が目指す「多様性研究」の一助となるよう全世界の動物学者に利用を呼び掛けている。http://zdw.zoology.or.jp/ 平成24年7月公益社団化、平成25年9月税額控除団体として認定。

公益社団法人

日本農芸化学会

会長:松山 旭
1924年設立
会員数:9,498名
〒 113-0032
東京都文京区弥生2-4-16
学会センタービル内
Tel:03-3811-8789
Fax:03-3815-1920
E-mail:shomu@jsbba.or.jp
URL:http://www.jsbba.or.jp/

“農芸化学”は、生命現象を化学的に解析し、その有用機能を農業生産、加工品生産などに応用展開し、社会還元を目指す日本で独自に発展した研究・教育分野です。日本農芸化学会は、この分野の進歩を通じて科学・技術・文化の発展に寄与することで人類の福祉の向上に資することを目的に1924年に設立されました。現在、創立100周年に向けて、「生命」「食」「環境」の3つをキーワードとして、さらなる発展を期して活動を強化しています。

特定非営利活動法人

日本バイオインフォマティクス学会

理事長:五斗 進
1999年設立
会員数:928名
〒 277-0882
千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学新領域生命棟601 岩崎研究室内

本学会は、バイオインフォマティクスという学問分野を発展させ、その技術および関連事業の振興、並びにその教育基盤を確立するための活動を行っています。年1回の学術研究集会(年会)の主催、各種の研究会開催および地域部会活動の支援、学会賞などの顕彰、ニュースレターや日本語総説誌の発行、バイオインフォマティクス技術者認定試験の主催などを通して、会員の研究交流促進、若手教育、技術者育成に取り組んでいます。

一般社団法人

日本発生生物学会

会長:武田 洋幸
1968年設立
会員数:約1,020名
〒 650-0047
神戸市中央区港島南町2-2-3
理化学研究所 生命機能科学研究センター内
Tel:078-306-3072
Fax:078-306-3072
E-mail:jsdbadmin@jsdb.jp
URL:https://www.jsdb.jp/

本学会は発生生物学の進歩と普及に努めることを目的として設立されました。国際誌Development, Growth & Differentiationを刊行し、また年1回の大会を開催しています。さらに、国際発生生物学会の構成学会としての活動に加え、年会の英語化、アジア太平洋発生生物学会ネットワーク(APDBN)形成、外国の発生生物学会との合同ミーティング開催、および若手研究者の海外派遣支援プログラムなどによって国際化を進めています。2019年に一般社団法人になりました。

日本比較生理生化学会

会長:寺北 明久
1978年設立
会員数:355名
〒 182-8585
東京都調布市調布ヶ丘1-5-1
電気通信大学大学院情報理工学研究科基盤理工学専攻
仲村厚志(事務局長)
Tel:042-443-5509
Fax:042-443-5501
E-mail:office@jscpb.org
URL:https://jscpb.org/

本学会は、広範な生命現象の理解を目指し、比較生理生化学とこれに関連する学術研究を振興して参りました。地球上に共存する多様な生物が進化の過程で獲得してきた、環境に巧みに適応するしくみを、「比較」の立場から明らかにすることを目的としています。年1回の全国大会、合同シンポジウムなどを開催し、年3回、学術雑誌「比較生理生化学」を刊行しています。高い研究水準を保ちつつもまた、広く社会に貢献できる学会を念頭に、出版事業、教育活動を積極的に推進し、学会ホームページ上では、今日的なトピックスを平易に解説した「動物の生きるしくみ事典」や本学会員が用いている研究材料の紹介なども行い、この分野の魅力を知ってもらう取り組みを重ねています。

日本比較内分泌学会

会長:兵藤 晋
1975年設立
会員数:337名
〒 277-8564
千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学大気海洋研究所 生理学分野内
日本比較内分泌学会事務局
Tel:04-7136-6200
Fax:04-7136-6205
E-mail:office@jsce1975.jp
URL:http://www.jsce1975.jp

本学会は理学、農学、医学、薬学、化学など多様な分野の研究者が集い、内分泌現象を進化の視点から追及しています。大会とシンポジウムを毎年開催し、国際学会も4回主催してきました。オンライン学会誌「比較内分泌学」の刊行のほか、General and Comparative Endocrinology誌と提携しています。また教育と社会貢献の一環としてホルモンの分子生物学シリーズ、ホルモンから見た生命現象と進化シリーズや Handbook of Hormones等、多数の書籍を出版しています。

日本微生物生態学会

会長:岡部 聡
1985年設立
会員数:771名
〒 060-0806
北海道札幌市北区北十三条西8丁目
北海道大学大学院 工学研究院
環境工学部門 水質変換工学研究室内
Tel:011-706-7597
Fax:011-706-7162
E-mail:jsme.office@gmail.com
URL:http://www.microbial-ecology.jp/

微生物生態学は環境微生物学のほか、微生物生理学、微生物系統進化学、微生物ゲノム科学、公衆衛生学、食品微生物学、環境バイオテクノロジーなどを網羅し、地球システム全体をその研究対象とする総合的学問である。微生物生態学会はそれらを包括する学会として設立された。学術集会を年1回開催するほか、日本土壌微生物学会、台湾微生物生態学会ならびに植物微生物研究会との共同編集により学術誌Microbes and Environments(IF=2.912)を年4回刊行する。

特定非営利活動法人

日本分子生物学会

理事長:白髭 克彦
1978年設立
会員数:約12,100名
〒 102-0072
東京都千代田区飯田橋2-11-5
人材開発ビル4階
Tel:03-3556-9600
Fax:03-3556-9611
E-mail:info@mbsj.jp
URL:https://www.mbsj.jp/

分子生物学は生命現象を分子レベルで解明することを目指して今日まで発展してきました。学問の新しい流れに大胆且つ柔軟に取り組み、分子生物学という共通言語を使ってボーダーレスに議論するために設立されたのが分子生物学会です。この『学際的』で自由な雰囲気こそが本学会のアイデンティティーとなっています。学術年会を年1回開催するほか、学会誌Genes to Cellsを刊行、また高校への講師派遣、年会での高校生発表会等を通じて、次世代教育にも積極的に取り組んでいます。

日本分類学会連合

代表:伊村 智
2002年設立
会員数:加盟学会25学会
〒 305-0005
茨城県つくば市天久保4-1-1
国立科学博物館・筑波研究施設内
Tel:029-853-8901(代表)
Fax:029-853-8998
E-mail:office@ujssb.org
URL:http://www.ujssb.org/

本連合は日本の生物分類学に関わる25学会の連合組織であり、分類学に関わる研究教育の発展・普及を目指して設立されました。ニュースレターを年2回発行し、毎年1月初旬に分類学に関連するシンポジウムを国立科学博物館またはオンラインにて開催しています。最近、大学や博物館の分類学的標本の維持が難しくなってきた世相に大変な危機感を持っています。標本から得られる情報の重要性をアピールする活動が必要だと考えています。

特定非営利活動法人

日本免疫学会

理事長:小安 重夫
1970年設立
会員数:3,638名
〒 101-0024
東京都千代田区神田和泉町1-4-2
KUMAKIビル2F
Tel:03-5809-2019
Fax:03-5809-2089
E-mail:info@meneki.or.jp
URL:https://www.jsi-men-eki.org/

日本免疫学会は、生体防御と生命恒常性を司る免疫〈学〉の研究を発展させ、より広く世界に広めることを目指しています。年1回の学術集会の開催、日本免疫学会賞などの顕彰、学術誌 International Immunology やニュースレターの刊行によって会員の交流促進と若手研究者の育成に積極的に取り組んでいます。さらに、サマースクールや「免疫ふしぎ未来」などの活動を通して、一般社会に対しても免疫〈学〉の重要性をアピールし、研究への理解を深めていただく努力をしています。

公益社団法人

日本薬理学会

理事長:赤羽 悟美
1927年設立
会員数:3,937名
〒 113-0032
東京都文京区弥生2-4-16
学会センタービル
Tel:03-3814-4828
Fax:03-3814-4809
URL:https://pharmacol.or.jp/

本会は、薬理学に関する学理と応用の研究、知識の普及、会員相互および関連学会との連携協力を通じて、薬理学の進歩を牽引し、次世代を担う研究者と教育者を育成し、科学と学術の発展に寄与することを目的として、1)学術集会等の開催、2)学術誌(英文・和文)の刊行、3)江橋節郎賞および学術奨励賞等の表彰、4)教育者育成を目的とした『薬理学エデュケーター』認定制度、5)各国薬理学会との相互交流を行っています。

Journals
加盟団体学会誌紹介

個体群生態学会

Population Ecology (Wiley)

染色体学会

Chromosome Science (J-Stage)

日本味と匂学会

Chemical Senses (Oxford)

Chemical Senses(日本味と匂学会、北米AChemS、欧州ECROの3学会が中心になって運営している雑誌、ただOxford Academicに事務運営は依頼)嗅覚や味覚など化学感覚を中心とした内容で、昆虫からヒトまで幅広い研究分野をカバー。年12回発行


日本遺伝学会

Genes & Genetic Systems (J-Stage, CCBY4.0)

Genes & Genetic Systems 1921年にvolume 1が出版された世界で最も歴史がある(100余年)自然科学系学術雑誌の一つ。遺伝学を広くカバーするだけではなく、進化学、分子生物学、ゲノム編集、バイオインファマティクス等、幅広い分野を掲載。DOAJに承認されたオープンアクセス(CC-BY4.0)。安価な掲載料APC(学会員価格10万円、掲載料免除プログラムあり)。ネイティブによる英文校正及び正確なformating 。年6回オンライン発行。


日本宇宙生物科学会

Biological Sciences in Space (J-Stage)

日本解剖学会

Anatomical Science International (Springer)

Anatomical Science International(ASI)は分子から個体そして人類学に至るまで、現代解剖学が扱う形態科学の全領域を網羅する総合誌です。年4回の発行ですが、時代の要請に応じて特集号を刊行することもあり、解剖学者以外にも広く読まれることを企図し編集しています。


日本細胞生物学会

Cell Structure and Function (J-Stage)

オープンアクセス(CCBY4.0)、掲載料APC(10万円)、分子生物学と細胞生物学分野の論文を掲載。1975年創刊。オンライン発行。


日本実験動物学会

Experimental Animals (J-Stage)

国際的に最も長い歴史を持つ実験動物学専門誌。オープンアクセス(CC BY-NC-ND)。解剖学、育種学、動物福祉、微生物学、遺伝学、生理学、栄養学、生殖生物学、薬理学、発生工学など実験動物に関するあらゆる論文を掲載。年4回(Proceedingsを含め5回)オンライン発行。


日本植物学会

Journal of Plant Research (Springer)

1887年創刊の「植物学雑誌」を前身として1993年に現在の名称になったJournal of Plant Researchは、分類・生態学から分子生物学に至るまで植物科学の全分野における基礎的知見の解明・普及を目的とした国際的な学術誌です。論文ページ数は約1000ページ/年でインパクトファクターは2.629(2020年)、外国人著者の比率は50-60%です。掲載のページチャージは不要です。オープンアクセス論文とするには$3290の原稿チャージが必要ですが論文賞受賞の場合など、ジャーナル側の経費負担でオープンアクセス化することがあります。オンライン版は随時、冊子体は年6回発行。学会ウェブサイト上での論文タイトルや要旨(日本語に翻訳したものも含む)の公開、英文、和文によるツイッターでの情報発信をしています。


日本植物生理学会

Plant & Cell Physiology (Oxford)

植物科学分野でトップ10%にランクされる国際誌(2020年の2yr-IF 4.927, 5yr-IF 5.516)。1959年創刊、1997年より月刊、2000年よりオックスフォード出版局との契約に基づくオンライン購読開始。2020年より冊子体をなくし、完全オンライン化。


日本神経科学学会

Neuroscience Research (Elsevier)

神経科学の分野全般をカバーする創刊1984年の国際誌(IF2020=3.322)、掲載料無料、月1回/年間12冊発行、オープンアクセス選択可(有料)、10種類の国際的文献データベースに収録、迅速審査(初回判定は平均3週間以内)、会員特典あり(図4枚までカラー印刷無料、オンライン購読無料)。


日本人類学会

Anthropological Science (J-Stage)

J-Stageをプラットフォームとするオープンアクセス。掲載料は1ページ5,000円(US$50.00)、冊子体ではカラーページチャージは別、オンラインではオールカラー。ヒトおよびヒト以外の霊長類の進化、多様性、健康の理解に貢献する遺伝、生体機能、行動、環境等に関する論文を掲載。130年以上の歴史を誇る。冊子体は年2回、オンラインでは随時出版。


日本生化学会

Journal of Biochemistry (Oxford)

創刊100年を迎えたBiochemistry、Molecular Biology、Cell、Biotechnology分野の英文誌。年12回刊行。速報性重視のRapid Communication(3か月間のフリー公開特典)やRegular Paperのほか、依頼論文や特集号を出版。毎号表紙図を収載論文から選出。投稿・出版費無料(冊子版カラー掲載、Open Access出版希望の場合は別途費用)。


日本生態学会

オフィシャルサイト Ecological Research (Wiley)

日本生物物理学会

オフィシャルサイト Biophysics and Physicobiology (J-Stage)

日本生物物理学会が発信するアジア・オセアニア中心の欧文誌。生命現象の制約である物理的要因とそこに横たわる法制・原理を明らかにする研究結果とその関連記事を広く掲載する。オープンアクセス(CCBY-NC-SA 4.0)、著者負担は論文の長さに依らず一律4万円、採択後1週間以内にJ-STAGEから早期公開、動画も可、J-STAGE Dataと連携、bioRxiv B2Jサービスが可能、Clarivate ESCI取得済み。


日本生理学会

オフィシャルサイト J Physiol Sci (BMC)

日本組織細胞化学会

オフィシャルサイト Acta Histochemica et Cytochemica (J-Stage)

Web of Scienceに収載され、J-STAGEおよびPMCで公開しているオープンアクセスジャーナル(CC-BY-NC 4.0)、掲載料(5,000円/1ページ)、細胞形態と機能を解析する組織細胞化学を中心としたライフサイエンス研究を幅広く掲載。1960年創刊。年6回オンライン発行。


日本動物学会

オフィシャルサイト Zoological Science (BioOne) Zoological Letters (BMC)

日本農芸化学会

Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry (Oxford)

日本発生生物学会

Development, Growth & Differentiation (Wiley)

掲載料無料のハイブリッド型ジャーナル(著者の希望により有料のオープンアクセスとできるもの)である。歴史は古く、1950年に発生生物学会の学会誌embryologiaとして発刊され、1969年にDevelopment, Growth & Differentiationと名を改めて英文の国際雑誌となり、年に1巻、年9号を発行している(2022年現在64巻)。動植物の発生、単細胞生物も含めての増殖と分化に関連する論文を、原著論文(Research Article)と総説(Reviewer Article)に加え、最近、Short Research Article、Mini-review、Method、Protocol、Technical Notesを設けることで、目的に合わせた多様な形態で出版している。


日本比較内分泌学会

General and Comparative Endocrinology (Elsevier)

日本微生物生態学会

Microbes and Environments (J-Stage)

日本分子生物学会

Genes to Cells (Wiley)

生命科学に関するあらゆる分野の論文を歓迎。会員・非会員を問わず投稿料無料。採択から数日で早期出版されPubMed検索が可能に。投稿時に研究内容の近いEditor・Associate Editorへのコンタクト可。他雑誌で査読後にリジェクトになった論文を投稿する場合、EditorやReviewerのコメントを参考意見として提出可能。REVIEWのオープンアクセスオプション(USD3,000)は学会が負担。2011年からの浮世絵風の表紙が国内外で好評を博す。年12回オンライン発行。


日本免疫学会

International Immunology (Oxford)

DOAJに承認されたオープンアクセス(CCBY4.0)、掲載料APC(学会員価格2958ドル)、免疫学全領域の基礎および臨床の研究を掲載するオンライン専用誌(2018年1月より)。33年の歴史を誇る。年12回オンライン発行。


日本薬理学会

Journal of Pharmacological Sciences (Elsevier)

DOAJに承認されたオープンアクセス(CC BY-NC-ND)。掲載料APC(学会員価格1,000ドル)、分子薬理学、細胞生物学、生理学、行動薬理学等、幅広く掲載。特定のテーマに関する特集号も随時発行。70年以上の歴史を誇る。年12回オンライン発行。

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    ※送信をもって同意とさせていただきます。

    Regulations
    運営規約

    第1条

    本連合は会員の活動に関する情報連絡の便宜を図り、必要に応じ連合として意 見を公表し、生物科学の発展並びに普及に務めることを目的とする。

    第2条

    会員は生物科学に関連する学術学会で、この連合の目的に賛同する団体とする。

    第3条

    本連合は毎年1回以上の定例会議を開催する。また、代表が必要と認めたとき、 あるいは会員の1/3以上の要求があったときに臨時会議を開催する。

    第4条

    本連合の会議には、各学会の学会長またはその意志決定を代行しうる立場の会員による代理人が出席するものとする。また、会員としての議決権を付与しないで以下の者の参加を求める。日本学術会議の基礎生物学・統合生物学・基礎医学の各分野別委員長、国際生物学オリンピック日本委員会委員長、本連合前代表および本連合が必要と認めた者。

    第5条

    本連合には、1名の代表をおく。代表は会員の推薦による候補者の中から会員の互選により選出され、連合の運営にあたる。代表の任期は2年とし、重任は1回に限り認め、再任は妨げない。選出については細則にて別途定める。

    第6条

    本連合には、1ないし2名の副代表をおき、代表の職務を補佐する。副代表は代表が推薦し、会議で承認されるものとする。副代表の任期は2年とし、再任は1回に限り認める。

    第7条

    本連合には、本連合の迅速な意志決定を行うために、代表の諮問に応ずる運営 委員会を置く。運営委員会は代表・副代表を含め6名以内の運営委員により構成し、 運営委員は代表が推薦し、会議で承認されるものとする。運営委員の任期は2年と する。ただし代表任期の中途で新たに運営委員が選出された場合、その任期満了は 代表に準じるものとする。

    第8条

    本連合への入会は、所定の入会申込書(別添)に必要事項を記入して代表に提出する。代表は全会員に可否を諮り、過半数の会員の賛同が確認された場合に承認される。

    第9条

    本規約は定例会議で総会員の2/3以上の賛同をもって改正することができる。

    第10条

    議決は定例会議において書面委任を含む総会員の2/3以上の賛同があれば成立する。ただし、議決案件については会議開催の2週間前までに各会員に通知しなければならない。

    第11条

    意見の公表は、文書により行い、ホームページ、当事者・報道機関への送付、記者会見等により行う。

    第12条

    議決の要件が整わないが、代表が緊急に必要と認めるときは、運営委員全員の賛同もしくは会員の過半数の書面または電子的書面による賛成をもって、生物科学学会連合緊急声明をだすことができる。

    第13条

    会員は本連合の運営費として、年額50,000円を納める。2年間滞納した会員は会議で議決の上、除名することができる。

    付則

    1)連合の会計年度は、毎年1月1日に始まり、12月31日に終わる。

    2)運営費は事務局で管理し、定例会議等の開催経費やホームページ維持管理費用等の恒常的な運営経費および本連合の目的達成のために使用する。

    3)本連合には2名の会計監査委員をおく。会員の互選により選出し任期は2年とする。監査委員は年度始めの定例会議にて前年度の監査報告を行う。

    4)本連合相互の連絡等に関する事務局は、中西印刷株式会社内におく。

    5)本規約は2015年3月7日より発効する。

    代表選出議決細則

    1.代表は会員学会の所属であり、会員学会から推薦された候補者から、会議の議決により決定する。

    2.会議の代表選出議決にあたっては各会員が1個の議決権をもつ。議決権の行使に当たっては規約第4条の資格を有する者に限る。ただし書面または電子書面による委任または事前投票を妨げない。

    3.会員学会は複数の候補者を推薦することはできない。

    4.代表選出は前代表任期満了前6ヶ月以内に行う。

    5.選出の公示は選出前2ヶ月以前に書面または電子書面にて行う。

    6.各学会の候補推薦届け出は選出を議題とする会議2週間前までに各学会が現代表に対して候補者名と趣意を書面または電子書面で表明することで行う。代表は候補推薦をただちに書面又は電子書面にて各会員に通知する。

    7.推薦候補者が1名に限られる場合、議決を経ず、該当候補者が代表に選出される。

    8.代表選出議決にあたって、書面・電子書面での委任・事前投票も含め、総会員の過半数の賛同を得た者を代表に選出する。過半数に達しない場合は上位2者で再度選出議決を行う。

    9.再選出議決において、なお賛同が総会員の過半数に達しない場合は、書面・電子書面での委任及び事前投票及び出席者による投票数合計の過半数において決する。なお同数の場合は代表が決する。

    10. 本細則の改正は規約の改正規程に準ずる。

    事前投票取り扱い細則

    1.書面・電子書面委任による事前投票の場合、第一希望と第二希望を記載することができる。

    2.事前投票は一回目の投票においては第一希望者に投票したものとみなす。

    3.二回目の投票において、第一希望とした者が上位二者にある場合は、第一希望者に投票し たものとみなし、ない場合は第二希望者に投票したものとみなす。二回目の投票において 第一希望・第二希望とも候補とならない場合は棄権したものとみなし、投票数には繰り入れない。

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